2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

もう一年とにかくプリキュアで埋めてみるマックスハート

そんな決意ですマックスハート*1。*2 *1:id:dokoiko:20040329参照 *2:あまりに日常となっていたので一周年企画逃しました。また一年よろしくお願いします

 謝辞ひとまず

popochikuさんのコメントが無ければこうしていろいろ考えることもありませんでした。one_oneさん、itamasuさんのコメント返しにより、ポルン問題の視角をつかんだ気がしました。itamasuさんの二次コメント、s-takeeさんのコメントにより、僕の視野による立論…

 ポルン評価の振幅

書いているうちに話題が転換してしまった。ところで無印後半にポルンが登場すると、ポルンをめぐって評価が分かれていたように思う。今回の第一次ポルン戦争を書いていて、なぜ評価が分かれたのかが良く分かった。ポルンの行動を見て嫌だなと思った人たちに…

 ポルンとしてのポルン

というポルンの行動に、マックスハートになってからはポルンとしての意味が出てきたのではないだろうか。これまでポルンは完全に守られており、彼が存在しているのは何を言っても許される環境だった。虹の園ではなぎさとほのかが守っていたし、光の園ではメ…

 記号としての子供

ポルンが駄々をこねるというのは、ポルン登場初期においては子供を表現する単なる記号として利用されていたように思います。大人の目に映る「対象としての子供」がポルンであったと言うこともできるかと思います。無印前半などは特に、彼の駄々は「大人を困…

 定義としての「わるいこと」

# itamasu 『いえ、僕はポルンが特に悪いとは思いませんよ? 子供が大人の気持ちなど理解せず自分の欲望のままに行動するのはごくごく当たり前のことで、そういう意味でポルンは非常に正しい子供だと言えるでしょう。まわりの大人がそれを放っておいたらそれ…

第一次ポルン戦争(2)

かなり腹痛。徐々に右下腹部に痛みが集中している。明日病院逝ってきます。

 2 それをどう見るか

お三方ともおそらく、ポルンがいろいろと「わるいこと」をしていたということには同意していると思う。駄々をこねるというのは、一般的にはよろしくない。我を押し通すために泣き喚いてそれが認められると言うのは、大人が暴力でことを解決しようとするのと…

 1 ポルンをめぐる私見

# popochiku 『なんか、やたらとポルンを褒めちぎってるようですが、ポルンの悪いところについてのコメントがないのが気になります。ダルマさんがころんだのシーンで駄々をこねてなぎさを困らせたことについてはスルーですか?それに、店を散らかしてその罪…

第一次ポルン戦争

とタイトルしつつ、ぜーんぜん戦争するわけじゃありません。語感が第一次ポエニ戦争に似ているだけです。まずpopochikuさんありがとうございます。ほんとうに。ポルンに関する意見の相違を冷静にコメントしてくれて。プリキュア界隈ではあまりこうして相違が…

 4 なぎさとほのか

なぎさとほのかは一年を通じて一心同体のような非常に安定した関係になっている。今回MH第8話についてもなぎさとほのかはずっとふたりで行動しており、ひとりの人間の二つの面を分け合って担当している。役割は一年目無印からずっと変わらず、情のなぎさと…

 3 ひかりとあかねさん

とはいえあれだ、ひかりとあかねさんについても書いておこう。でも明日ということで。ああなるほど、ポルンがチョコパフェを作ったのは、あかねさんとひかりがパフェを通じて心を通わせていたのを盗み見ていたからか。

 2-2 親の心子知らず

ひかり=親はポルンのことを大切に思っている。何しろポルンは虹の園で唯一のパートナーである。ただし子供に親の心をわかれというのは無理な話で、ポルンはひかりがひかりなりにポルンを思っているということが分からなかった。あかねさん−ひかりについては…

 2-1 継母継子の邂逅

あかねさんというのは結構役回りがさなえおばあちゃんと重なっていて、子供(あかねさんの場合一年目はなぎさほのか、マックスハートは九条ひかり)を影ながらしっかりと見守る「正しい大人」である。正しいというのは、別に正義を持っているとか人格的に完…

 2 ポルンとひかり

今回MH第8話は文字通り古典的な親子人情話のフォーマットを下敷きにしている。「親の心子知らず」と「継母継子の邂逅」である。 もうひとつ、「ふたりはプリキュア」一年目の後半からしばしば使われる「課題の入れ子」が使われていた。「ふたりはプリキュ…

 1 恋人から家族へ

今回お話の筋としては運命のふたりが思い悩み、最後には信頼を見つけるということだった。一年目の無印第8話があのようなものだったので、お話としては同じである。ただし構造が大きく異なっていて、無印第8話が恋人の物語であったのに比べ、MH第8話は家族…

やっぱり第8話〜MH第8話

ポルン… 最近親子にまつわるああいうお話を展開されるとめっきりやられてしまうようになってしまっているらしい。わかりきってるんだよ。見え見えなんだよ。なのに直球ど真ん中。ひかりがポルンを怒ったあとに涙。 二年目の第8話はポルンとひかりの第8話だっ…

バカみたいに

「もしもし。Nowhere学習塾のdokoikoです」 「このたびは、みかがずいぶんお世話になりました」みかポンの母親が電話に出た。僕は何をいえばいいのか分からない。 「こちらこそなかなかお役に立つことができなくてすみません」だからといって電話をかけてお…

 2 構図の変化

プリキュアたちがはじめてプリキュアになったころ、まだ彼女たちは弱かった。だから「弱きプリキュアたち」に対して「強き魔人たち」という対立の構図があった。ところがプリキュアたちはどんどんと強くなった。強くなった描写は無くとも、闇の存在たちを次…

 1 破戒から格律へ

まずは現状整理。無印前半、後半、MHと闇の存在たちが入れ替わるにつれて、それぞれの生きる原理がどんなものであったかを確認しておこう。無印前半、プリキュア最初の闇の存在が誰だったかというと、ピーサードから始まる5人の魔人たちだった。途中でプリ…

力の拮抗(2)〜MH第7話

id:dokoiko:20050319の続きです。集中力がでません。今週はちょっとダメかも。

分かれ道

「ふたりはプリキュアマックスハート」第7話は面白かった。いろいろネタを暖めていたら仕事先から電話がかかってきた。 「パッチが当たりません。スクリプトは走るのですが、abortしているようです」連休ということもありWindows系サーバを全部落としてセキ…

 1 破戒から格律へ

20:55トラブルシュート出社決定。逝ってきます…

 余談 戦隊シリーズとプリキュア

無印プリキュアと同時期に放映していたスーパー戦隊シリーズはデカレンジャーだった。昨年のことだ。デカレンは全部見たというわけではないのだが、かねがねデカレンジャーとプリキュアはなんとなく影響しあっているかのようなところがあると思っていた。デ…

(題名も決まりません)〜MH第7話(中断)

影山さん補遺

id:dokoiko:20050315にて脚本メンバーの影山由美さんの脚本を考えてみたのだが、ウリえもんさんからコメントをいただきました。もともと影山さんの脚本を考えたのはウリえもんさんのひとこと(晒な★日記・Max Heart, 2005年03月13日(日))がきっかけなので…

 5 自覚

MH第6話はお使い話で九条ひかりとポルンがふたりで課題をこなしていった。いろいろありながらも風船を坊やに返し、タコ以外はひとりで手に入れることができた。ひとりで成し遂げることができたことにより、九条ひかりは自らの力で状況を切り開いてゆくこと…

 4 役割

MHの第4話と第5話で、九条ひかりはシャイニールミナスとして覚醒し、ポルンというパートナーを獲得し、プリキュアカルテットの仲間に組み入れられた。とはいえほとんど無理やり引きずり込まれた役割なので、九条ひかり本人はまだ何がなんだかわからない。 …

 3 比較

MH第3話になると疑問を持ち他者を観察することで、自分と他人は違うということに九条ひかりは気づき始める。みんなが知っているらしい遠足のことを知らない自分。ポルンと名乗る生き物のことを知らない自分。怪物があらわれて暴れまわる世界のことを知らな…

 2 疑問

満開の、桜。 「ここに私はいる。私のいるここは、どこ? そして私は誰なの?」 「私、あなたたちのこと知ってるような気がする。ずっとずっと前から」 「私は… ひかり… って言われたの。教えてもらったの。私の名前」 「声に。暖かくて優しい声に。あなたた…