4 なぎさとほのか

なぎさとほのかは一年を通じて一心同体のような非常に安定した関係になっている。今回MH第8話についてもなぎさとほのかはずっとふたりで行動しており、ひとりの人間の二つの面を分け合って担当している。役割は一年目無印からずっと変わらず、情のなぎさと理のなぎさだ。ただし無印では情と理は別々の存在として対立させられてきたのだが、マックスハートではひとつの何かの裏と表として融合している。
というのもそれを表すシーンが二つあったからだ。ふたりが下校途中であかねさんのところへ行く場面では、まず「たすけなきゃ」という情をなぎさが発動させる。しかし情だけで何かを解決できるというものでもなく、そこでなぎさの情を受けたほのかが理を発動し、いろいろ理屈をつけて手段を考える。
次に、だるまさんが転んだにらめっこをしていて、ひかりが怒ってくれないとポルンが言うシーン。情のなぎさがやっぱりポルンの悩みを引き出すのだが、なぎさは情の担当だからそこまで。すると「うしろのほのか」がどこからとも無く出現し、理の担当としてその場を受け継いでいろいろとアドバイスをするのだった。