2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

 1 放心

MH第1話の10分過ぎに九条ひかりが初めて登場した。なぎさほのかとは車道を挟んだ向かい側を歩いていたようだが、車が間を通ると消えてしまった。次に21分ごろには河原にたたずみ、呆然と川の流れを見詰めるだけだった。 わけのわからないまま行けと言われ…

九条ひかりの世界

ほぼプリのMH第6話感想id:dokoiko:20050313で書いたMH第6話におけるポルンと九条ひかりの関係について、みちたろさんがポルン側を拡張して論じている(みちたろ『3月14日(月) ポルンのために』プリキュアをひそかに応援したい日記)。ほぼプリの超…

 5 昇格?

マックスハートに入ってから、影山さんは第3話と第6話を担当している。無印では開始から当分の間を川崎良さんと清水東さんのヘビーローテーションで乗り切っていたが、マックスハートではそう言うことはなくなっている。影山さんもサブキャラ担当ではなく本…

 4 長ゼリフ

ただしそれはそれとして、第39話は説明しないという「影山らしさ」とは違って、ジュナとなぎさほのかが幸せの意味をめぐってかなり長い意見開陳を行った。なんというか、いいたいことはよくわかるのだが饒舌すぎるというか小友にはわからんだろうというかそ…

 3 複数シーンの同時進行

ということでなにかいまいちしっくりこない影山脚本であったが、結婚式(第39話)と合唱(第45話)ではかなり良くなっていると思う。というのも、このころまでに「ふたりはプリキュア」には必勝パターンがいくつかできあがっていて、その中でも良く使われる…

 2 主題を見せる力

影山さんは、一話ごとの主題を担当回のなかに埋め込んで分かりやすく提示することを避けているのか苦手なのか… どちらなのかは分からない。とにかく表面的には、影山さん担当回ではその回の主題が何なのかがわかりにくい。 影山さん初担当の第16話は、これま…

 1 脚本影山由美

それでは、まず基礎情報として脚本影山由美の放映回を抜き出してみる。 第16話 ストレス全開!マドンナはつらいよ 第22話 ウッソー!忠太郎ママになる!? 第29話 嵐の夏祭り!カミナリ様は超コワイ!? 第34話 なぎさぶっちぎり! 炎のガチンコリレー 第39…

成長する影山さん

えーと、これから偉そうなことを書きます。僕は商業脚本を書いたこと無いので、プロフェッショナルな仕事をしている影山さんのことを素直にすごいと思います。 マックスハート化サイトつながり(ぐらいしかつながりは無いが)のウリえもんさん(晒な★日記・M…

ハーティエルの見つけ方

今回MH第6話の戦闘シーンを見ながら「今日は勇気のハーティエルが出てくるのではないか」と考えていた。でも外れた。今回出てきたハーティエルはパション。シークンがseekで、パションはpassionだろう。 それはそれとしておそらくハーティエルは、その時点で…

 5 居場所

ということで今回MH第6話を終えて、ひかりとポルンはもうひとりではなくなったのだった。

 4 結びつき

いろいろありつつ順調に買い物をしていたひかりを、なぎさとほのかが見つける。ひとりで心細くなかったかとたずねるほのかに対して、 「いいえ。ポルンといっしょだったから」 「いっしょだったポポ」 とふたりは答える。この描写があるから、ウラガノスに追…

 3 認め合い

ところがデパートでのポルンとひかりは、お互いの気持ちを触れ合わせている。風船を捕まえたが坊やを見失ってがっかりするひかりに向かい、ポルンは「いなくなっちゃったポポ」とつぶやく。風船を返そうとがんばったひかりの落胆を感じて、ポルンも同じよう…

 2 出会い

テーブルを拭きながらひかりが自らの変身を思い出して混乱しようとしたとき、ポルンはお掃除ソングを歌いだす。光の園の住人たちは、九条ひかりの近くにいると落ち着くらしい。ポルンはひかりとともにいて、非常に安心しているから、鼻歌のひとつも出るわけ…

 1 拠り所無き存在

ポルンはこれまでなぎさ部屋に居候だった。その事実だけですら十分なぐらいポルンの状況は孤独だったわけだ。ところがさらに、ポルンはこれまでなぎさほのかとメポミポにずっと子ども扱いされており、正式なメンバーとしては認められていなかった。さらに非…

居場所〜MH第6話

I seem to be Empty Nester now, an update frequency of the blog gonna slow down at a while. マックスハート第6話は、静かな展開ではあるものの日常パートが良く練られていた。今回はひかりとポルンが精神的に出会い、認め合い、結びつく過程を描いてい…

最後の授業

今日で中学三年生たちはすべての授業を終えたのでした。二年前にはまだまだ子供だった彼/彼女たちは、今でもまだまだ子供だ。でも彼/彼女たちは彼/彼女たちなりにちゃんと二年の月日を生きてきたのだということが、僕は僕なりにわかる。最後の授業は、もうべ…

そうなんですか川崎さん

昨日の論考では川崎良氏脚本回を一覧でとりだして、あーだこーだと言ってみたわけだ。でまた終ってない書き方になっているのだった。ということで今日は書き殴りメモとして、説明しません。 ・川崎氏の放映回って、日常と戦闘のつなぎがあまりしっくり来ない…

 5 変則戦闘

川崎氏の脚本では、戦闘が変則的であるといえるだろう。第7話では教頭先生がザケンナーとなった。第12話ではおばあちゃまの投げが出た。第18話では鏡の世界、第21話はキリヤだった。メリハリをつけるという観点からすればかなりメリハリがついている。

 4 変化球

「ふたりはプリキュア」において、変化球ともいえる「もうわけわかんない」と感じてしまうような放映回が結構ある。川崎氏担当では、第6話でふたりでハイキングに行くという冒険物を出してきた。第33話での志穂莉奈回も完璧に「外伝」扱いとなっていた。第38…

 3 キリヤの物語

また、川崎氏はキリヤの重要回は全て担当している。最終回を成田氏に任せているのだが、キリヤの物語については何一つ任せていない。ということは「ふたりはプリキュア」において、キリヤを通して描かれた物語は川崎氏が全て自らの筆を通して絶対に描きたい…

 2 舞台回しとして

まあこの辺は飛ばすとして、新展開のときはだいたい川崎氏が担当している。ゲキドラーゴ登場の第6話、ポイズニーとキリヤ登場の第12話、分身三人登場の第27話、マックスハート第1話、ルミナス登場第5話がこれにあたる。ちなみにイルクーボ登場の第19話「こわ…

 1 脚本川崎良

それでは、まず基礎情報として脚本川崎良の放映回を抜き出してみる。 第1話 私たちが変身!?ありえない! 第2話 カンベンして!闇に狙われた街 第3話 イケてる実習生に気をつけろ! 第6話 新たな闇!危険な森のクマさん 第7話 熱闘ラクロス!乙女心は超ビミ…

川崎良氏の役回り

シリーズ構成の川崎良氏は、シリーズ構成であるとともに脚本もかなり書いている。川崎氏が脚本を書けばおそらくかなりやりたいように書くことができるだろうし、コンテ係の人たちなどによるブラッシュアップに関しても、かなり指示を出せるのではないかと思…

 4 洋館の少年覚醒せず

シャイニールミナスが登場したとき、洋館の少年もまた何かの成長(というかジャアクキング様になるのだから成長というか、人間として大切な何かを失うのだが)を遂げると予測していたのだが、これも外れました。 でも少年が成長するという予測は、九条ひかり…

 3 ルミナス変身バンク

MHプリキュアの変身シーンで、ブラックが地上に帰ってきた後に後ろで爆発が起きて、その直後にホワイトが地上に降りてくるわけだが、その爆発はなんだかタダの空間だなあと思わざるを得ない間抜けな感じがしている。 だからシャイニールミナスの覚醒後には…

 2 ルミナス覚醒プロセス

ということで、クイーンの心が見つかってルミナスが覚醒するというところは外れていました。 前回MH第4話のラスト(と今回MH第5話のアバンタイトル)で描かれていた、ポルンと九条ひかりから発せられていた光の形は、無印で分身たちの手によって開放され…

 1 ひかりの属性

ルミナス「輝く命、シャイニールミナス! 光の心と光の意志、全てを一つにするために」 シークン「あの女の子、クイーンの命ですぅ」 ということで、九条ひかり=シャイニールミナスがクイーンの命ということは推測どおりでした。ただしクイーンの心を手に入…

当たりと外れ〜MH第5話

「颯爽登場!その名はシャイニールミナス!」ということで、ルミナスが颯爽と登場したわけです。ということで、いままで推論してきたことが当たったり外れたりなので結果発表。

「つづく」の回数

顔さらしちゃダメだろ… と心配のid:yasupi:20050227さんが第4話感想で「初めてまっとうな、次回に続く」だったと記述しているのでそのあたりを考えてみる。 無印第23話〜第26話 イルクーボ決戦〜ジャアクキング様決戦 無印第46話〜第49話 光の力剥奪〜ジャア…

消滅した内輪の対立

「ふたりはプリキュア」は対照の物語であるわけだ。物語の舞台は光と闇の対立である。さらに両方の世界の大黒柱である光のクイーンと闇のジャアクキング様は表裏一体。主人公はふたりいて、スポーツ万能明るいおてんば娘と、おしとやかだが芯の強い秀才の令…