2004-09-26から1日間の記事一覧

 6 分身たちの人格を描写するきっかけ

ということで現在番人は分身たちに捕われているわけだが、彼が捕われることで分身たちの日常にドラマが生まれている。分身たちはもともとひとつなのだし、別に語ることが生まれるような生活をしているわけでもないから、ただ集まっている風景しか構成できな…

 5 唯一の「大人」としての番人

ドツクゾーン編終盤から、番人はプリキュアサイドで唯一の「大人」としての役割を担いつつあるように感じる。お子様リサーチの結果にあるように、シリアス一辺倒では小さいお友だちに興味を持ってもらえないため、番人もどたばたになることが多い。しかしそ…

 4 たまたま番人しかいなかった

ここで物語の進行状況を考えてみると、第5話でピーサードからプリズムストーンを取り返し、第6話以降で取り返した石の処理をしなければならなかった。ホーピッシュは第6話以降であればいつ出てきてもよかった。第6話を考えてみれば、最後の最後でホーピッシ…

 3 メポミポではなく番人

とにかくかなり早い時点で第8話とダイアリーがすでに存在したとしよう。すると問題になるのが、ダイアリーを誰がいつ二人に渡すのかということだ。日記というのは個人的かつ自発的な営みである。ダイアリーを誰かがなぎさほのかに手渡す時期でまず考えられる…

 2 第8話はいつから構想されていたのか

というのもダイアリーの後には、プリキュアたちが石を取り戻してホーピッシュに収めても、なぎさがねだっても番人は褒美を出していない。ということは番人がダイアリーを渡すという設定が、あまり深く練られていたとは考えないほうが良いだろう。のちのちの…

 1 ドツクゾーン編での番人

プリズムホーピッシュに思い入れを持たせる役割 電車に揺られてすることもないので、番人の意味を考える。番人が登場したのは第6話のくまちゃんハイキングの回だった。それ以降ドツクゾーン編での番人は単なるプリズムストーンの管理者だった。プリキュアた…

 訊ね人:misakikawanaさん

id:misakikawanaさんどこ行ったんですか。ようやく番人の意味を日記に書いたのに。 (判明したようです。) というわけで僕は何を血迷うか塩尻駅に立っている。塩尻は駅前から畑が存在する非常にのんびりとしたところらしい。塩尻からさらに目的地へと向かう…

番人の意味

 9 ものすごく丁寧な説明

「光の道が見えるポポ」という預言について、ポルンが遠く離れていることをなぎさとほのかの会話で強調している。第8話のカットバックもなぎさ、ほのか両者の回想として二度出ている。第33話ラストには光の道をもう一度カットバック。ものすごく丁寧に映像と…

 8 「プリキュラ」で分かる表裏一体

ポルンがプリキュアのことをずっとプリキュラと言いつづけている。もうひとり、光の園の長老もプリキュラと言いつづけている。これだけが分かっているすべてだ。 後は全て妄想になるのだが、ポルンと長老が表裏一体だということを表現しているのかもしれない…

 7 結局勝つことで救われる

これも分かりやすさとの兼ね合いになるのだろう。「たとえ勝ったって意味が無い」という命題を証明するにはおそらく二通りの結末があって、 意味がある勝ち方をする 意味がある負け方をする のどちらでもよい。今回第33話では意味がある勝ち方をしたというこ…

 6 仲間が欠けたら意味が無い:闇の魔人たち

「確かに試合に勝ったときはめちゃめちゃうれしいよ。でもあたしは勝つためにラクロスをやっているんじゃない」 「仲間がひとりでも欠けたら、たとえ勝ったって、そんなの、そんなの何の意味もないじゃない」 今回第33話では第8話のカットバックが何度か使わ…

 5 ジュナとレギーネ:撤退!

プリキュアたちがプリキュアレインボーストームを発射したとき、それを受け止めたのはジュナとレギーネだけだった。「あ、撤退指示ができるベルゼイがいないのにどうするんだ!」と僕は思った。するとジュナが撤退を叫び、前回撤退を拒んだレギーネは何も言…

 4 ポルン:遠くにいても感じられる

章として独立させたとは言え読んだまんまであまり論じることは無い。ポルンは危機を感じて遠くからでもプリキュアたちを助けることができる。中盤で「光の道が見えるポポ」と明らかにキーワードと分かるポルンの預言をはさみ、「今日はポルンを置いてきた」…

 3 ほのか:キリヤとともに

ほのかは登場時に「うんちく女王」の肩書きで紹介された。その後うんちく女王である具体例は日常シーンで何度も描写されている。データ重視だが、普通の女の子の感情からはちょっと離れているという描写のされ方だ。ポイズニーが幻覚で見せたブレキストン博…

 2 なぎさ:母親としての貫禄

これは子供を持たない僕にとって[お子リサ]id:dokoiko:20040925のえみさんご回答があるから気づくことなのだが、なぎさがポルンの母親役としてちゃくちゃくと成長している。 今回遊んで遊んでと騒ぎまくるポルンに対してなぎさはまったく意に介さず「はいは…

 1 なぎさとほのか第8話からの成長

今回第33話は志穂莉奈が仲たがいをして和解するというのがメインプロットで、第8話でなぎさとほのかが経験したことと全く同じことが志穂莉奈に起きる話だ。挿入される音楽、靴箱での関係断絶と屋上での出来事、戦いの中での関係修復という各シーンが、それぞ…

それぞれの成長〜第33話

志穂祭りはid:yasupiさんに任せることとして、今回第33話では主要な登場人物たちの成長がてんこもりで描かれていた。まずはそれに注目しよう。 なぎさとほのか第8話からの成長 なぎさ:母親としての貫禄 ほのか:キリヤとともに ポルン:遠くにいても感じら…