7 結局勝つことで救われる
これも分かりやすさとの兼ね合いになるのだろう。「たとえ勝ったって意味が無い」という命題を証明するにはおそらく二通りの結末があって、
- 意味がある勝ち方をする
- 意味がある負け方をする
のどちらでもよい。今回第33話では意味がある勝ち方をしたということだ。しかし負けても意味があり、しかもそれなりにすっきりする方法はある。まあ「ふたりはプリキュア」を貫くテーマが「意志あるところに道は通ず」というべきものだ。ポイズニー最終戦で二度目のマーブルスクリューがまさにそれで、なぎさのド根性がなぜかプリキュアたちに手をつながせてしまった。どちらが正解というわけではない。しかし普通の子供たちが勝ちつづけるということはほぼ無いのだから、負けても友情は回復するのだという展開にしても良かったのではないかと思う。