6 仲間が欠けたら意味が無い:闇の魔人たち

「確かに試合に勝ったときはめちゃめちゃうれしいよ。でもあたしは勝つためにラクロスをやっているんじゃない」
「仲間がひとりでも欠けたら、たとえ勝ったって、そんなの、そんなの何の意味もないじゃない」

今回第33話では第8話のカットバックが何度か使われた。確かに第8話との対比だけを描くことは話の流れを単純にするから、小さなお友だちに分かりやすくなるだろう。
しかしこのセリフ、特に「仲間がひとりでも欠けたら、たとえ勝ったって何の意味もない」というのは、明らかにジャアクキング様サイドの理念に対するものだろう。僕はこのシーンを見ながら、最後の叫びをあげながら消滅していった魔人たちを思い出し、むなしい気持ちでプリズムストーンを拾いつづけたプリキュアたちの立ち姿を思い出していた。大きなお友だち的には「ここで魔人たちの最後をはさまなくてどーすんだ!」と思うのだ。しかしお子リサ結果を踏まえれば、あのシーンで突然魔人たちがでてくると小さなお友だちたちは混乱するのかなとも思う。