2004-08-20から1日間の記事一覧

 5 ラストシーン

ラストシーンは、なぎさとほのかがいる坂の頂上を引きの絵で捕らえていた。なぎさとほのかのはるか向こうには、どこまでも続く幸せな街並が静かに暑い夏の中たたずんでいた。さなえおばあちゃんが坂の頂上で抱いた希望は、長い時間をかけて幸せな街並として…

 4 さなえおばあちゃまとの絆

さなえおばあちゃまはどこまで知っているのだろう? 第26話でさなえおばあちゃまが小さく一言「お疲れ様でした」とつぶやいているのを思い出すと、何がどうなっているのかはわからないけれどさなえおばあちゃまはドツクゾーン編でのなりゆきを知っているよう…

 3 街の風景

今回の焦点はけやきの坂の頂上から街を見下ろすシーンだった。街を見下ろす構図は五回出てきた。最初はさなえおばあちゃんが見下ろした瓦礫の廃墟。二回目はあかねさんの店を出たなぎさとほのかが坂へ向かう途中に出てきた平和な街並(これはけやきの下かど…

 2 安定した展開

「ふたりはプリキュア」と言えば視聴者を置いてけぼりにする突発的なセリフが特徴だ。そんな特徴はどうかと言えばその通りだが、ここまで続けて見ている(というか視聴継続できている)人たちはもう慣れているのではないだろうか。それがハマれば劇的な展開…

 1 物語の構造

先ず物語の構造を表にまとめよう。 主人公 おばあちゃん なぎさとほのか (物語前) (絶望)泣くような出来事 アバン父の話 (絶望)→希望父に坂の向こうを教えてもらう 夏の宿題 絶望終わらない戦いへの不安 戦争の坂 希望→絶望→希望瓦礫の中で父の言葉を思い出…

絶望と希望の位相 Ver1.1

id:dokoiko:20040818の改稿版です。完了。 さて第28話のメインテーマだった絶望と希望だ。物語の中でそれが何を意味しているのかについては、どこかで誰かが考察しているだろう。だってもう水曜日だし。ということでここでは第28話の構造を取り出してみよう…