3 街の風景

今回の焦点はけやきの坂の頂上から街を見下ろすシーンだった。街を見下ろす構図は五回出てきた。最初はさなえおばあちゃんが見下ろした瓦礫の廃墟。二回目はあかねさんの店を出たなぎさとほのかが坂へ向かう途中に出てきた平和な街並(これはけやきの下かどうかは分からない)。三度目は覚醒前のレギーネが見た噴火の胎動。四度目は戦闘中に無数のザケンナーがひしめいていた時。最後はラストシーンの平和な街並。
今回のシナリオにおいて、五回の眺望はそれぞれ今回の物語の起伏変化の始点になっていた。これを1話に入れ込んでいるのだ。新シリーズ開始の舞台説明で単調になっていたピーサード編、前回のジュネ覚醒話に比べてよくできている。何度もつづけば視聴者も疲れるだろうが、出だしとしては素晴らしいだろう。


眺望回数 眺望前 眺望後
一度目 なぎさほのかの不安
さなえの絶望
さなえの希望
なぎさほのかの希望
二度目 あかねに希望を語った平和な情況
希望への願い
覚醒前レギーネと遭遇
不安のはじまり
三度目 レギーネ覚醒前の不気味な静寂 レギーネ覚醒開始
テンション上昇
四度目 戦闘シーンから続く躍動 絶望の底
五度目 レギーネ準備完了
希望への意志を確認するなぎさとほのか
ひとまずの平和
長い戦いの始まり