2 無印第22話との対応

動物が主人公で、しかも激動の直前と言えば無印で話題をさらった第22話「ウッソー!忠太郎がママになる!?」だった。無印では直前の第20話でポイズニーを葬り、第21話でキリヤを闇に返すことになった。この二話でなぎさとほのかは、光と闇との戦いが絶滅戦でしかあり得ない事を知った。なぎさとほのかはメポミポのため、光の園虹の園のため、そして仲間として消えて行ったキリヤのためにも絶滅戦を戦いぬかなければならない… そう心を決めていくのだった。そして続く無印第22話にしゃべる忠太郎という(一見)超息抜き話を持ってきた。迷い犬となったモコの飼い主を見つけるという無印第22話の基本骨格の裏で、比喩として表現されていたのがプリキュアたちにも帰る場所があるということだった。
さらに光と闇の戦いとしては、イルクーボウィズダムの秘密を知る事で、続く無印第23話ではウィズダムがとらわれることになるのだった。
今回のMH第20話も全く構図としては同じである。動物のお話でお話の流れにタメをつくり、本筋に寓意を持たせることで続く戦いへの伏線を張り、光と闇との戦いは火蓋を切る。