無印ラストを振り返る(1)

無印の最終決戦とそこに至る過程を描いた、第46話から第49話のことを考えている。何度見ても、製作者たちが口からエクトプラズムを出してトランス状態になって書いたような、日曜朝8時30分枠とは思えない熱いメッセージが連発していて、なぜ「ふたりはプリキュア」でこんなラストができてしまったのだろうと思うのだった。まあとにかく、お話としては詰め込みまくっているというのが特徴だろう。そして、逆転に次ぐ逆転という構成になっていて、息もつかせぬ展開であるということだ。それが第46話から4話ずーっと続いているわけだ。
本日は第1回目として、話の流れを振り返る。第2回目は最終決戦で何が描かれたのかを、長文論考各所の総括を通じて考える。第3回目は決戦後の日常について考えてみる。