トレンディドラマとしての無印プリキュア:補遺

ヒカルミの世界さん昨日のエントリにコメントありがとうございます。「トレンディドラマとしての」と銘題してそれについて書くのを忘れました。ヒカルミの世界さんが書いているように、形而下の要素を見ても無印の登場人物たちは恵まれすぎるぐらい恵まれてます。トレンディドラマ的です。トレンディドラマ以前が松村雄基と伊藤かずえの大映シリーズとかスチュワーデス物語とかそんな感じで恵まれない話が基本でした。トレンディドラマ以降も家なき子とか高校教師とかひとつ屋根の下とか野島伸司ドラマが一斉を風靡したり、恵まれないということではトレンディ以前に戻りました。
家族がちゃんと出てくるということでは、無印プリキュアはトレンディ的ではない。しかし物語の主軸が生活と無縁であるということではトレンディ的である。本家トレンディドラマは恋愛をめぐる人間関係に焦点が絞られていた。無印プリキュアは非日常の戦いが日常と切り離されており、プリキュアたちにとっての戦いとは、お互いの心を近づけ手を強く握ることであり、それはまあ恋愛の比喩として受け取っても問題ないだろう。ということで。