2 咲〜ともだちであること

なぎさとの違い

咲は先代プリキュアのもうひとりである美墨なぎさの位置にある。そして舞とほのかが異なる性格を持ったのと同じく、咲となぎさも異なる性格を持っている。
咲がなぎさと異なるのは、環境の変化に対する適応度が飛びぬけて高いと思われる点だ。初めてプリキュアに変身する時の「やってみよう」や初スプラッシュの「とりあえずやってみる?」というのは、なぎさには無かった進取の姿勢である。なぎさはすでになじんでいる環境に対して非常に強かったが、未知の物事を受け入れるには時間がかかっていた。
しかし咲はS☆S第1話から「あの子の名前聞くの忘れた」と舞の名前を聞いて当然だと思っている。フラッピについても咲は長い友達のように接している(舞とチョッピのツーショットを描いていないのは、咲と舞の性格を際立たせる意図だろう)。
これは日向家の特質であろう。理恵ママは最後までほのかを雪城さんと呼んでいたが、沙織ママは最初から舞を舞ちゃんと呼んでいる。自宅のぱんぱかパンを咲の歓迎会場に解放し、さらにクラスメイト全員を呼んでいる。大介パパは親父農場栽培の親父サラダを作りそうな感じだし、咲はおそらく基本的に現時点では徹底的に明るく