3 常識人莉奈ゆえの難しさ


志穂チャート
ということで莉奈である。利奈はあまり自己主張せず、しかし周囲の状況は比較的良く見えている。よって基本的には「利他的−思慮的」な立場だ。莉奈は安定しているものの、物語の中ではそれが災いしている。というのも、おいしいところはかなり志穂に持っていかれてしまうからだ。
こういう莉奈がお話を作ったのは、無印第33話で落ち込む志穂を追い込んでしまう時と、ぽん太の介である。どちらも莉奈にしては珍しく、自分の思い込みで突っ走るという形になっている。ただし常識人であるがゆえに、いったん突っ走ってしまってもすぐに自らの力で自分を取り戻す。
しかし自分で答えを出しがちであるがゆえに、お話を作ろうとするとなかなか難しいと思われる。