4 自立してゆく脇役
志穂はお調子者キャラクタから、将来の夢をちゃんと持った努力家であるという方向に流れてきている。
両者ともに言えるのは、脇役でありながらもだんだんと自立してきているということだ。これはユリコや京子夏子などと比較すると一目瞭然だろう。志穂莉奈はちゃんとした人間として生きている。彼女たちはちゃんと経験を重ね、大人へと向かっている。来年にはちゃんと高校生になり、5年後には成人し、やがて仕事に就き恋をして… という人生をおくるだろうと感じることができると思う。これは多分、脇役としては結構すごいことだと思う。
注:莉奈についてMH第20話の位置がずれています。これはMH第20話だけを見ると、莉奈の空回りが印象に残る。けれど最後にはぽん太の介を自分の意志で自然に返したので、長い目で見ると「良い経験を積んで大人になった」という面が強調されているように思うからです。