書かないことの難しさ

ふたりはプリキュア」で第8話を見た後、プリキュアについて書きたいと思った。しかし僕はアニメ関連サイト界隈に全くツテはなかった。アニメを真剣に見るのは十数年ぶりで、アニメの知識はない(これは現在も)。たいした絵も書けない。
プリキュアについて書き始める前、事前調査を行った。アニメ感想というジャンルが巨大であることを知った。その中でもプリキュア界隈では、はてなダイアリーに感想が多いことを知った。それとはてなダイアリー自体が使いやすそうだったことから、はてなダイアリーに登録した。
題名を決めるときには、一度訪れてくれた人が継続的にサイトへ訪れてくれるにはどうするかを考えた。アニメ全般に手を広げられるはずは無く、アニメ以外の事を書けば「ふたりはプリキュア」についての文章を読みたいと思う人たちは離れていくだろう。だからこのサイトは「ふたりはプリキュア」だけを書こうと思った。「プリキュアのみ!」という題名を考えた。しかしたまにそうならないこともあるかもしれない。
「ほぼプリキュア!」という題名を考えた。でも言い切り具合がちょっと不安になり、結局「ほぼプリキュアの決意」という結構あいまいな題名にした。そして最初の一ヶ月は毎日更新を目標にした。それぐらい続ければ、真剣に書いていることが分かってもらえるだろう。
ウリを考えた。アニメ全般の知識は無い。放映枠の歴史を知らない。絵も描け無い。文章を小難しく書くこと、ミニマリズム調の文章を書くこと、冗長な文章を書くことは訓練してきた。小難しい文章はいずみのさんという人が書いていた。残るもので人目を引くのは冗長な文章を書くことだった。たくさんの人がたくさんの面白い文章を書いていた。たくさんの人がたくさんのポイントを突いた文章を書いていた。
だから僕は、論文調の長大な文章を書くことにした。そしてできるだけ毎日書くことにした。とにかく毎日新しい文章が読めるサイトにしようとした。
そして書いた。かなり書いた。夜霧さんに文章量をたしなめられても書いた。しかし書いたことよりも書かないことのほうが多かった。書くことは苦痛ではない。書かないことのほうが苦痛だ。正しく言えば、書いたものを日記に登録しないことは苦痛だ。そんな風に見えるかどうかは分からないのだが、登録しない苦痛を経てこのサイトは成立している。
では、いつもの「ほぼプリ」に戻ります。