確認しよう

さてこれで必要なものは全部設定した。NFSサーバは/etcディレクトリでexportsファイルを探すようになっているので、を/share/hdd/conf/etcディレクトリに置いてある新しく作成したexportsファイルにシンボリックリンク作っておく。

# ln -s /share/hdd/conf/etc/exports /etc/exports

次に、作成したデーモンについてはちゃんとしたスタートアップスクリプトが必要だ。NSLU2上で、rc.sambaスクリプトを/etc.rc.dディレクトリから新しいrc.dディレクトリにコピーし、2回変更する。一度目はrc.portmapスクリプトを作るため、もう一度はrc.nfsdスクリプトを作るためだ。rc.nfsdスクリプトはrpc.mountdとrpc.nfsdを起動しなければならない。
最後に、これらをすべて実行するスクリプトをひとつビルドする。シンボリックリンクを作り、順番どおりにポートマップスクリプトを実行し、nfsdスクリプトを実行する。このスクリプトはNSLU2をブートするたびに実行する必要がある。今のところ、NSLU2がブートするたび自動的にこれらスクリプトが走る方法は見つけていない。
それではその全部実行スクリプトを実行し結果を見よう。ps -axをNSLU2で実行すると、新しいプロセスが三つ走っていなければならない。portmap、rpc.mountd、rpc.nfsdだ。エラーとステータス情報は/var/log/messagesにて参照することができる。
クライアント機からNSLU2をマウントしてみよう。私のマンドレークシステムで私は以下のものをルート権限で実行した:

# mkdir /mnt/nslu2
# mount 192.168.1.70:/share/ /mnt/nslu2/

私のMacOS Xシステムにて、ファインダーの"Connect to Server"オプションをサーバフォーマットで使用した。

nfs://192.168.1.70/share

もしデーモンの起動やマウントに問題があれば、NSLU2上の/var/log/messagesファイルを確認する。ひとつ確認しておくと、NSLU2にNFSを入れることはSMBに影響を与えない。NFSとSMBは平和に共存できる。
さて我々はこのNSLU2にとりあえず複雑なサービスを組み込むことができるのだと例示することができた。制限は青天井なのだ。ftpサーバは次の段階としてなかなかよいだろうし、dropbearのような組み込みSSHサーバなども役に立つだろう。あなたの成功話を知らせて欲しい。

記:この文章を書くにあたり、私はすべてを一から始め、一度やった手順をたどりなおした。記述をすっ飛ばさないためだ。普段私の開発システムは日常的にディスクスペースが不足しているので、私はNSLU2のディスクを常にNFSマウントしているのだ。私は常にNFSマウントしたディスク上でuntar、コンパイル、プログラム作成をしている。全部完璧に動作している。

一言:もしこれまでの文章をぜんぶすっ飛ばし、NLSU2に突っ込むバイナリだけが欲しいのならば(まあetc/exportsファイルだけは編集しなければならない)、このあたりから〜57KBファイルをダウンロードすることができる。
http://www.nyx.net/%7Ejbuzbee/nslu2-nfs-0.1.tar.gz

その3として私は、ファイルサーバと同じぐらいNSLU2があなたをわくわくさせるということを見せたいと思っている。それまではLinux on the NSLU2ページで私の冒険を目にすることができる。