3 幕間:勝つことよりも大切なこと
今回のテーマもうひとつ。勝利はほんとうに単なる結果となった。ラクロスを楽しむこと。最後の試合にすべてを出すこと。この試合に最高のプレーをすること。これらが手段ではなく、純粋な目標となった。これも初めてのことだ。これまでのラクロス戦では、常に勝利が目標となっていた。特に志穂特訓話では、チームのためチームの勝利のためにプレッシャーを感じ、居残りで黙々と特訓する志穂が描かれた。この話数では志穂がプレッシャーのあまりラクロスを辞めたいとまで言うことになっていた。とりあえずラクロス戦をまとめてみる。
無印第7話 | 御高倶女子 | 唯一敗戦。藤Pが気になり集中できず |
無印第7話 | 格闘館大付属 | 藤P問題仮決着のため |
無印第33話 | 御高倶女子 | 志穂自信喪失 自分を信じれば道が開ける |
無印第41話 | 御高倶女子 | なぎさとにかく頑張って辛勝 |
MH第11話 | 名も無い学校 | チームワーク崩壊でピンチ 手をつないで大逆転 |
MH第31話 | 格闘館大付属 | なぎさチームメイトを信じてバックアップへ なぎさ超活躍で勝利 |
MH第39話 | 御高倶女子 | 今回。 |
ラクロス回をもう一度見直すと、今回だけが特別な話だということを改めて実感する。お互いのチームがみんな笑顔で終わるのが初めてだ。視聴者の立場ではもっと事は大きく、どちらのチームも応援したくなるようなお話は今回だけであり、試合終了で和やかな気持ちになるのも初めてだ。
(幕間が長いので明後日12月1日の日記に続く)