なぎさに残された内面受容

なぎさにはあとひとつ、内面受容で残された課題がある。もちろん藤P問題だ。これはまあ本編では描かれないだろう。というか、恋という形でなぎさが藤Pへの気持ちを認識するという描写は無いだろう。原理的には恋愛感情は閉じた関係であるため、ふたりはプリキュアのテーマから外れる。
ただし二年目ラストで「ほのか、友人、家族、みんな大好き!」という境地になぎさが達する場合にのみ、藤Pも大好きという自己了解が可能である。もしくは三年目で主人公が入れ替わる場合。現在でも恋愛が統べてタブーと言うわけではない。よし美先生は結婚したし、あかねさんもMH第38話で学生時代の恋に触れている。これは大人ならば恋愛OKということである。もし主人公が入れ替わり、なぎさとほのかがお姉さんとして後見役になるならば、なぎさとほのかは大人の区分となる。ただし藤P問題はスーパーヒロインなぎさにとってずっと弁慶の泣き所にするという方向もある。