ほのかの課題〜MH第38話(3)

おととい昨日(と言っても同じ日に書いているけれど)と長い文章になったので、ほのかの課題が何だったのかについて書くのを忘れました。これは昨日分まで書いた後でみちたろさんのMH第38話感想を読んで気が付いた。

今回のお話は、結論の先送りでもなんでもなく、真にほのかにとって重要なお話です。そこに流れているテーマは、“お互いに自立していること”、相手に依存してしまわないことです。これは無印第42話でなぎさが“自分のため”を発見したことと正しく対応しています。今回はほのかが、“相手のため”という理由に逃げるのではなく、自分の感情を承認しなくてはならなかったのでした。
http://www.ymg.urban.ne.jp/home/mi1/p01.htmlの11月23日より)

ほぼプリとは異なり、みちたろさんは相変わらず(「まとめ」の項では)分析的にまとめているのでぜひ。蛇足豚足とは知りつつ以下。
みちたろさんのほのか論考を追い、ほのかの課題が何だったのかをまとめてみると、

  1. ほのかは「みんなと別れたくない」という感情を持っていた
  2. しかし前半ほのかは、この感情を「子供っぽいもの」「克服すべきもの」として斥けようとしていた
  3. だが自分の気持ちというのは、斥けてよいものではない
  4. だからほのかの課題は、幼かろうが何だろうが大切なものである自分の感情を受け入れ、
  5. 自己決定における正当な考慮事項のひとつとして選び直すこと

だった、ということになると思われる。ほのかにとって自分の感情を受け入れることが課題だったというのは、僕は書いていない。みちたろさんの文章を読むと納得するだけに、もっと頑張ろうと決意する次第であります。というのも、テーマを見出すところまではみちたろさんに追いついていると思うからだ。上記引用の4文のうち、3文までは僕も書けたと思う。しかしここから最後の文を書くのがみちたろさんなんだな。ということで文章がダメなのでチャートを書いてみる。


なぎほの成長
なぎさとほのかはパートナーである。だがなぎさはほのかではないし、ほのかはなぎさではない。だからなぎさはほのかになってはいけないし、ほのかはなぎさになってはいけない。役割受容−役割拒否という名づけ方がいまいちしっくり来ないが、他者(世界)のために生きるという感じ。
内面を「欲求」としたほうがしっくり来るかもしれない。自分を抑えて生きてもダメ。自分の欲求だけを大切にしてもダメ。自分を大切にして、なおかつ他者も大切にする方法を考えていかなければならない。それは難しいことだし時間がかかるかもしれない。でも急がずに答えが出るまで考える。ということだ。