3の追記:もうひとつの継承〜視聴者へ

追記です。3節を書いて思い当たったのだが、今回の望ちゃんを通して、クイーンの言葉は視聴者(小さいお友だち)にも受け継がれるのではないかと思う。望ちゃんにとって、ポルンとルルンは最初単なるぬいぐるみである。でもただのぬいぐるみかと思ったポルンとルルンが、望ちゃんのピンチに突然動き出す。そして悩んでいる望ちゃんを助けたかのように見える。でも望ちゃんにとって、最後にはまた動かないぬいぐるみに戻る。
望ちゃんにとっては、ポルンとルルンは実に不思議な存在になっている。望ちゃんにとっては、ポルンとルルンを拾ったことではじまるおとぎ話である。
この話を見た小さいお友だちが、ポルンとルルンのぬいぐるみを実際に持っていたらどう思うだろう。自分が持っているポルンとルルンのぬいぐるみも、ひょっとしたらいつか動き出すかもしれない。そして自分を助けてくれるかもしれない。だって望ちゃんにそれは起こったのだから。