なぎさの人気と造形について

追記:ウリえもんさんがこのメモを読んでなぎさについて考察されています(http://members10.tsukaeru.net/urya/nicky/nicky.htmlの2005年10月09日(日))。ぜひご一読あれ。

って、MH第34話なんだこれは(現在8:40、Aパート終了時点)こんなこと書いている場合じゃないぞ。いろいろな意味で。川崎脚本の予感。
(追記8:56)9話ぶりの影山由美さん! これを書いていたのか! つか昨日までずっと第32話について考えていて第33話を見返していなかった…… http://yuiseiko.hp.infoseek.co.jp/precureMH.htmlを見ていたら前回(第33話)が川崎良さんだったっす。だから今回は別の人だよな。以下言い訳。川崎脚本にしては疑問だなあと思う点があったけれど予想に逃げ道をつけても面白くないので一点勝負したのだった。負けた。
反省点:川崎良さんだと予想する時は、闇と光の物語が進む時、新たな重要キャラクタが出てくる時、お話のテンションが高い時、お話が一定レベルを越えて変な時、何か新しいことを始めた時、そんな感じだ。MH第34話は一見これらを満たしているように思えたのだけれど、実はそうでもない…… 少年は出てきそうで最後に姿をあらわしただけ、緊張度も実は高くない、お話の基本構造と味付けはお江戸でござるが下敷きである。
(更に追記12:56)http://members10.tsukaeru.net/urya/nicky/nicky.cgi2005年10月16日(日)…… プリドラ2は影山さんだったのか。腹掻きむしってお詫びします。似非プリキュアファンですね……
(そしてお詫び13:56)…… お江戸でござるはプリドラ1だったです。ウリえもんさんから本日コメントいただいてます……

キャラクターソングを聞き継いで

プリキュアたちにはキャラクターソングとしていくつかの歌が作られている。DUAL VOCAL WAVE!からキャラクターミニアルバム三部作まで聞いているわけだが、今のところなぎさのための歌がプレイリストに残っている。なぎさのための歌がだんだんと精神的な厚みを含むようになっているというのは別の機会に書くとして、なぎさはいい子なのになんで? ということを考えてみる。

  1. ココロ ハ シッテ イル。
  2. 光になりたい
  3. 雨のち天晴れ
  4. わたしは光

女の子たちの憧れ

以前貴重なデータをいただいた「お子リサ」略さずんば「お子様リサーチ」などの結果では小さなお友達に圧倒的人気だったのは雪城ほのかキュアホワイトである。小耳に挟んだところによればシャイニールミナス九条ひかりが登場した後は彼女も人気があるようだ。
相変わらず美墨なぎさキュアブラックはアレである。理由はいろいろあるだろう。ほのかは外見が長髪ストレート、おしとやかで普段着が清楚で女の子女の子している、キュアホワイトはコスチュームが白でフリフリレースのワンピースであるということがあるだろう。
九条ひかりは金髪三つ編みで痩せていて控えめであり、類型としてはか弱い女の子として女の子女の子している。シャイニールミナスに変身するともう何と言うか女の子ここ極まれりと言わんばかりの容姿である。超ロングのゴージャスにウエーブしている長髪、鮮やかなピンクの…… なんて言うんですかワンピースっぽいコスチューム。
このふたりは物語の中で他のメインキャラクターとは異なっている。どちらも中学生としては人格的に飛びぬけている。ぶっちゃけ、人間じゃない。ほのかは(ほのか主役回を除いて)完璧なお嬢様で、ルミナスは文字通り人間じゃない。このふたりは通常が人間離れしていて、主役回になると人間になる。
ほのか=ホワイトとルミナス=ひかりは、女の子たちの憧れが擬人化されているんだと思う。だから女の子たちには輝いて見えるのだろうと思う。しかし少なくとも僕にとっては、憧れの擬人化であるがゆえに、人格的な奥行きについてはなぎさのほうがしっかりと描かれているように思える。キャラクターソングを聞いていてそんなことが頭に浮かんできた。

等身大の恥ずかしさ

そんなふたりとは対照的に、なぎさは明らかに人間である。なぎさは普段の造形が人間であり、なぎさ主役回になると人間離れする。で、そんななぎさが女の子たちに選ばれないのは、女の子らしくない容姿であることと同時に、失敗したりおっちょこちょいだったり食いしん坊だったりくよくよしたりお調子者だったりするなぎさが、自分たちに近いから恥ずかしくて見ていられないところがあるからではないのかと思ったり。

なぎさは萌えの対象になりにくいのか

「女の子」の要素というものがいくつもあるとして、ほのかとひかりを構成している要素のうち、おそらく女の子の要素がなぎさよりずいぶん多い。女の子としての純度が高いのだと思う。だからなぎさに比べると、ほのかとひかりは憧れの対象になりやすいのだろう。萌えについてもそうなのかなと思う。
なぎさが女の子らしくないと言うわけではなく、女の子としての純度が低いがゆえに憧れや萌えの火がつきにくいのかな。萌え萌え言っ(以下略