2 バルデスはジャアクキング様の心だろう

バルデスがいないと三人で掛け合いをしながら淡々と日々を送っているのが、現在の魔人たちの状況だ。これは無印前半の五人とジャアクキング様との関係、また無印後半の三人とジャアクキング様との関係を思い起こさせる。
さらに、ジャアクキング様と表裏をなしているクイーンの三要素として、命である九条ひかり、心であるクイーンの声、意志である12のハーティエルが存在している。ということはやっぱりジャアクキング様にも三つの要素があるはずだ。で、裏表なのだから九条ひかりと対照をなしている洋館の少年はジャアクキング様の命だということになる。
さてそこで、洋館の三魔人とバルデスとの関係を無印の魔人たちとジャアクキング様との関係を通してみてみると、バルデスジャアクキング様そのものもしくはジャアクキング様に近い存在であると考えられる。
バルデスは誰よりも闇と光の状況や歴史を知っている。またバルデスの声はまさにジャアクキング様の声である。今のところ「クイーンの心」が以前のクイーンの記憶を保持しており、声だけの存在であり、さらにその声が以前のクイーンと同じである。ということを考えても、バルデスジャアクキング様の心なのではないか。
どうよこれ。