1 細かいところ

なぎさ、藤Pに触れる。

今回、当たったメロンを取ろうとした藤Pの指先となぎさの指先が触れたのだが、これは無印第17話「ハートをゲット!トキメキ農作業」でのなぎさ妄想が一年を経て実現されたということになるのだろうな。無印第17話も今回と同じく成田良美氏脚本だった。妄想ではイモ、今回はメロンとどちらも野菜だし、成田氏は野菜を通じて手を触れるというモチーフが好きなのかもしれない*1
なぎさが藤Pのお肌に触れたのは影山由美氏脚本の無印第29話「嵐の夏祭り!カミナリ様は超コワイ!」が初めてだったのだが、それは藤Pが捻挫するという緊急事態だったので、なぎさは藤Pに触れたという記憶はないだろう。
今回のお話での役割もちゃんとあって、最初は占いに懐疑的だったなぎさが、この藤P接触で黄色信者に豹変したのだった。藤Pのことになるとおかしくなるというのは、なぎさが占いを信じてしまう理由として正当である。

明日の像、再登場

明日の像を見てパワーパフガールズを思い出した。まあそれはいいとして、明日の像ということで無印第9話を見てみた。面白いな、ゲキドラーゴ。惜しい人物をなくしたなあ。
誰かが明日の像ザケンナーに「明日の像」と言うと明日の像のポーズをとるのはギャグとしてなかなかいい線をついてるなと思っただが、教頭とのシーンを見ると別にそういうお約束をしているわけでもなさそうだった。そういうお約束にしておいて、プリキュアたちが「明日の像!」と叫んでポーズをつけているうちにエクストリーム・ルミナリオっていう展開はどう?

正義の人、米搗教頭

命名で分かるようにおそらく初期設定の米搗教頭はおべっか使いで日和見で上に優しく下に厳しい中間管理職、という感じだっただろう。無印初期でもそんな感じだった。
これだと子供がステロタイプとしてもっている「オトナ的な行動をする嫌な大人」である。Aパートで出てきた明日の像前での説教シーンは、そのステロタイプで理解することができる。
ただし無印第7話ではザケンナー化した米搗教頭が日々の悲哀をぶちまけるシーンがあった。これは嫌な大人にもいろいろと理由があるという告白だ。嫌な大人を演じるのも学園のため、という教頭なりの倫理があっての教頭であって、別に生徒をいじめたいから厳しくしているわけじゃないということが分かるシーンだった。ただしそれはあまりなぎさほのかに関係ない。理由はどうあれ、米搗教頭の態度が厳しいということに変わりはないからだ。
ところが今回は、遅刻をした生徒たちを明日の像前に連れてゆき、学園の理念を説いていた。生徒達にとっては確かに嫌な瞬間である(というか僕が高校時代を思い出すと、登校指導の学年主任につかまるとだいたい言い合いしたものだった。僕は子供で、バカだった…)。ただ叱るということではなく学園の精神を説こうとするのは、彼が学園生にちゃんと望むところがあるということだ。
さらにウラガノスに向かう態度である。学園と学園生を守るためなら、相手があんなウラガノスみたいなのでも、なんのためらいも無く立ち向かうというのはまあすごい。ウラガノスに対する態度を見ると、彼は相手が誰であろうが公平に扱う正義の人であるということが分かるわけだ。

ひかりには気を遣うメポミポポポ

中間テストネタということでは、無印第18話「ドキドキ!中間テストは恋の迷宮」だった。無印ではメップルが「やっても無駄、ミップルのところへ連れてけ」と駄々をこね、初登場だったシカルプもなぎさそっちのけでメップルを叱って大騒ぎしていた。それに比べると今回ひかりが試験勉強をしている時には、ミップルとメップルはポルンがひかりの邪魔にならないように気を遣うし、ポルンも駄々を爆発させること無くおとなしく応援した。
ひかりは三つの家族を持っていて、虹の園でのあかねさん、光の園のメポミポポルン、そしてなぎさとほのか。それぞれから宝物のように大切に扱われている。

左利きが多そう

テスト中に眠り込んでしまう教室のシーンを見ると、鉛筆と消しゴムの置き方から左利きだと推測される生徒が数人いるが、日本だとちょっと多いかなという気がする。

*1:軽口です。