山高ければ谷深し〜第29話

正直、またやってくれたというべきだろう。よくできた回の次はいまいちというのは、意図しているのかと考えてしまう。なぎさとほのかの浴衣姿だけで一週間を過ごせてしまう大きなお友だち以外にはちょっとアレでしたね。
今日はこれから塾で外部模試をしなければいけないので、長めの更新はのちになります。

  • メポミポの関係密度の減少。二人しかいなければお互いを常に監視しているような状態になる。またけんかが始まれば気持ちを脇に逸らしておくことができない。だからドツクゾーン編の後半ではメポミポが大喧嘩したのだろう。しかしポルンが加わることで、光の園住人は三人になったわけで、気持ちの圧力が誰かに向かった場合、もう一人にその圧力を振り分けることができる。
  • メポミポのラブラブを見守るなぎさ。なぎさとメップルの関係も密度を下げているように思える描写だった。ほのか、メップルとは長い時間を過ごし、魔人たちとの辛く長い戦いの記憶を共有し、お子ちゃまのポルンが「子はかすがい」となっているのが現在の情況だ。ラブラブを笑って見守るなぎさは大人になった… のか。
  • 志穂莉奈再登場。お祭り会場シーンでなぎさほのかと志穂莉奈が並ぶシーンが何度か登場したが、登場のたびに4人の位置が入れ替わっていた。4人はそれぞれがきちんとお互いを認めているということだろう。なぎさを中心にいつも志穂莉奈とほのかが離れていたりすると、悲しい。製作時点で4人の位置をわざわざ並び替えているわけで、意図された描写だろう。
  • ポルンを見た亮太。のちの伏線だろう。
  • 謎の男。院長ではなかったのか。今度のおじさんは変身シーンすら描写されなかった。登場時点でちゃんと思考能力を持っていたと言うことは、このときすでに雷のエネルギーを吸収していたということだ。
  • 自滅したザケンナー。これはゲキドラーゴが踏まれた人体模型戦と同じだろう。笑いを取るとまで言わないにせよ、あまりに強力に見える三人の魔人がシリアスすぎるため、ザケンナーでバランスを取ったのだろう。ただそうだとすると、あまり面白くなかった。間が悪かったな。