5 第28話の気になる

  • レギーナになる前の少女は誰?

まあこれは選択になるのだろうけれど、レギーナになる前の少女について例えば名前だとか家族だとか居場所という属性が一切描かれなかった。あの少女が誰だったのかが分かれば、物語は侵略される者の悲しみを描くことができるだろう。しかしそれは反面misakikawanaさん(id:misakikawana:20040815)が指摘するとおり、プリキュアたちはあからさまな殺人者になってしまう。
misakikawanaさんもその後の文章で言及しているのだが、結局のところ今までもドツクゾーン編の魔人たちを消してきているわけだ。彼らは全くこの世界(虹の園)の外部で生まれ外部からやって来た異物だったから罪悪感が起こりにくいだけだった、と言うこともできる。しかし異物だったら消していいのかというと難しいところだし、前シリーズでプリキュアが直接消した魔人たちは自己の利益だけを考えて他者を傷つける行動を取っていたから正当防衛になると言えば言えるだろう。
まあそんなわけでいつかあの少女が誰かが分かるときが来るかもしれない。例えば捜索願が出ているとか、少女の友だちとばったり出会うなどが考えられる。しかしいまのところあの少女が誰だったのかは分からない。ということは人間を乗っ取ったという事実だけを提示するに留めているということで、今のところその事実がもたらす倫理問題を回避したということだ。
人間を乗っ取ったという事実がもたらす問題は、このまま捨て置かれるかもしれない。そうなると人間を乗っ取った意味がなくなってしまうわけで、わざわざ人間を乗っ取るというオープニングを採用したからには、いつか角沢社員と彼女が人間だった頃の属性を明らかにするエピソードが描かれるのではないかと思う。

  • 顔が現代化してないか?

全く個人的な好悪の問題でしかないのだが、なぎさほのかの表情がだんだん現代アニメの少女顔になってきている気がする。特にプリキュアになってからの表情が気になる。まあ普段からいろいろなアニメを見ている人々には返って気が休まるのかもしれないし、僕のように感じるのは少数派なのだろう。でも僕がアニメをよく見ていた20年前ぐらいのテイストというか、あまり現代的ではないテイストで描かれていたプリキュアに慣れていた僕にとっては気になる。

  • ジュナとレギーナに瞳がない

ドツクゾーン編で瞳がなかったのはゲキドラーゴとジャアクキング様だった。二人ともプリキュアたちと上手く絡むことがなかった。瞳がないということは心がないということだろう。ただ次週予告に出てきている人間姿のジュナ、レギーナ、あと一人にはきちんと瞳が描かれているし、ジュナともう一人にはちゃんと表情がある(レギーナはちょっと分からない)。
瞳のない人物と絡むのは難しいだろうから、今後の展開としては人間姿の魔人たちが物語を展開し、魔人姿に変身してプリキュアと戦闘を重ねるということになるのだろうか。そうするとなんだかあれだなその仕掛けもドラゴンボールみたいだな。というか変身して瞳がなくなって戦うというのはあれか、妖怪人間ベムだな。三人だし。

  • 風と火、三人目は?

ジュナが青を基調とした風の魔人、レギーナが赤を基調にした火の魔人だ。予告を見ると三人目はベージュなので土の魔人かな。でも雷の話になるらしいから、雷の魔人かな(電気の魔人と書いてみたのだがなんだか字面がトホホな感じだったので雷の魔人としてみました)。今回の魔人の組み合わせは男、女、長老という感じだ。なぜか光の側と似た布陣で、光の側はなぎさ、ほのか、さなえおばあちゃんだ。第4クールぐらいでさなえおばあちゃんがポルンをスラッシュして参戦か。声が野沢さんだからそれこそドラゴンボールまんまになっちゃうな… って「気になる」話から離れてるな。

ではきょうはこんなところで。だいぶ回復したみたいだ。