1 出会いの状況を再確認

まずはひかりと少年が出会う時の状況を再確認しよう。ひかりと少年がであったのは、これまでまだ一度しかない。MH第21話「ど〜なる?ど〜する!?禁じられた出会い」である。

  • ひかりと少年の出会いをウィシュンだけが予言する。

MH第21話では、ウィシュンが出会いのずっと前に「近づいています。その時が。そして真実が」、少し前には「迫ってます迫ってます。真実が」、出会った時に「出会ってしまった」とつぶやいている。メポミポとポルンは、ひかりと少年の出会いを予知できていない。出会ってしまった後の波動を感じることができるだけだった。
今回MH第34話でのウィシュンは「たびたび申し訳ありませんが、真実が近づいています」という言葉だった。ちなみに闇の4人も出会いについては予言することができない。

  • ポルンが何かを知覚する。

これについてはちょっと説明。MH第21話ではまだポルンが少年の接近を察知しているかどうかはわからない。たぶん察知していないだろう。ただし少年に出会ってしまったひかりの異変を感じて「ひかり、ひかりどうしたポポ」と涙目になっている。メポミポはひかりと少年の出会いを察知できていない。「何が起こったメポ」「わからないミポ」と言うのみだ。MH第21話のポルンはひかりと少年の出会いを予言することはできない。しかしメポミポに比べると、ポルンは明らかに彼らより深いレベルで何かを感じている。
MH第34話でのポルンはMH第21話の時よりも明確に何かを区別している。ベローネの教室でひかりと少年がおそらく再接近した時に「近づいてくるポポ。前にもあったポポ。不思議な感じポポ」と言う。あとウィシュンが予言した後ポルンが「ひかり、ひとりじゃだめポポ。なぎさとほのかといっしょにいるポポ。嫌な感じがするポポ」と言うのだが、これはウラガノスの襲撃を予言しているのか、少年の気配を感じているのかがはっきりしない。
しかしこれは多分ウラガノスだろう。ひかりと少年が影響圏内に入ったとき(教室のシーン)でのポルンは「不思議な感じ」を感じており、逸れを感じた瞬間、彼の反応は決して恐怖や嫌悪ではなくただ呆然としていた。続けて教室後ろの扉が開いたときにポルンは恐怖を感じているようだが、おそらくそれは親であるひかりが恐怖を感じていたため、ひかりの恐怖に影響されたものと思われる。「嫌な感じ」とはメポミポがいつも感じる闇の気配だ。