ふたりからの脱却

タイトルが「ふたりはプリキュア」なのだから、プリキュアはふたりを主役にした物語だろう。これは現代の子供たちにとってふたりで行動するというパターンが多いという現状を汲み取ったものなのかなと思う。塾の子供たちや街に行き交う人々を観察していると、三人以上で歩いているのは会社の人たちか部活の子供たちか趣味のご老人たちが多い。
また、なぎさとほのかは同級生でクラスメイトだ。それでも最初はお互いのことをほとんど知らなかった。そういうことはたぶん良くあるのだろうなと思う。それはまあ今に限ったことではないけれど。でも僕が中学生のころ、桜組のようにはペアが氾濫しているという状況ではなかった。
ふたりはプリキュア」はそういう現代のリアリティをそのまま使ったように思える。で、マックスハートになってからは下級生の三人目が加わったわけだ。