In the name of yours

俺は10年以上アニメを見ていなかったし、この5月ごろは勢いがついていくつか見始めたけれど結局またプリキュアだけに戻っている。ゲームといえば学生時代に学生寮の中でパワプロといたスト2だけを4年間ほぼ毎晩入れ替わり立ち替わり誰かの部屋で誰かが集まってやり続けた。バイトが終わる22時ごろからどこかでゲームのスイッチが入り、太陽が昇るまでやり続けた。といっても後半の2年間は誰かひとりのプレイを4人ぐらいが観戦してけちをつけるというわけの分からない状態だったのだが。そして就職し寮を出て観戦者がいなくなると俺はゲームをやめた。
俺はONEというゲームがどういうゲームか知らない。そもそもそれがゲームかどうかすらわからない。
世の中には俺の知らないゲームがたくさんあることは知っている。それどころか世の中が俺の知らないことで埋め尽くされていることを知っている。そしてそんな知らないことだらけの俺ではあるものの、俺が知ろうとすら思わない、知りたくてもどこにそれがあるのかすらよくわからないこの世の中のひとつひとつのすべてが、俺の知らないどこかの誰かにとってひどく大切なことだということぐらいはわかる。なぜなら圧倒的な人々の無関心に押し流されそうなほんの些細なことに違いないが、この俺もひどく大切なことをいくつか持っているからだ。誰に笑われようと、誰にバカにされようと、客観的にどれだけ些細なことであろうと、それでもこの俺にとってはひどく大切なことをいくつか持っている。
MISAKIKAWANAさん。申し訳ない。