負け犬=クワタさん

分量で心配することはありません。私は5月にテキストで239KB書いてます。原稿用紙303枚と5行、121,232文字とのことです。書けばいいというものではないですね。反省。4月は218KB、275枚と19行、110,234文字だそうです。というところで本題。

キリヤが善人になる事はありえても闇を裏切る事はできないのでは
負け犬の日記の2004/06/03)

キリヤが味方になるには、闇のしもべたちを裏切らなければならない。理由はどうあれ裏切ることにかわりない。キリヤが善人になるということは、ポイズニーイルクーボジャアクキング様を裏切る行為に対して罪の意識を感じないわけにはいかなくなる。悪であるならば裏切りも罪とは思わないのだけれど、それは善人ではない。善人になればキリヤにとって裏切ることが罪になってしまう。ポイズニーとの絆も発見してしまうだろう。というダブルバインド情況が不可避です。ほのかによって心が生まれてしまったからこそ、彼は悩まなければならなくなった。こうなると
「なんで俺を生んだんだよ!」「何で俺はここにいるんだよ!」
という人間がかなり普遍的に持つ原理的な疑問をもたされてしまうということで、それは辛い。またこのダブルバインドを「善だから、光だから」という安直な価値観で正当化してしまえば、いままで「ふたりはプリキュア」の物語が描いてきた繊細な心の動きをまったくスポイルしてしまう。
とはいえどれだけ悲しい物語として描いても、ここまで来てしまったキリヤを何らかの形で残して欲しいなあという気持ちが僕にある。それで昨日の最後に魂の引継ぎ説などを考えてみたのでした。あとキリヤが自分でプリズムストーンを外すとかどうかな。必死で止めるほのかと、必死で止められたからこそプリズムストーンを外す決心をするキリヤ。するとやはりその後の展開としては、そうやって消えていったキリヤをポイズニーが罵倒して、ほのか炸裂。