魔法の天使クリィミーマミ

原文はこれ。ツンデレのdoinkiesさんがレビューしています。doinkiesさんのレビューは超訳版でid:dokoiko:20060216に載せています。で、id:dokoiko:20060305にdoinkiesさん本人のコメントがあります。
ちなみに現在クリィミーマミgyaoが流しているので見てください。サイコーです。

And for doinkies. I never hate you though I happend to surprise you to translate your review about Pretty Cure by using some web-slangs. And I think you'd be able to enjoy Pretty Cure because you said you had enjoied Creamy Mami despite of it's 80's-clished magical girl anime style. Same as Pretty Cure. Open your mind, don't think but feel, and try episodes 12th-21th and last ten episodes of Pretty Cure.

あらすじ

森沢優はくりみヶ丘という小さな町に住むおてんばな女の子。ところがある日、彼女は異星人に捕らえられてしまい、町に戻されると大人に変身する魔法の力を与えられた。「パンプルピンプルパムポップン 、ピンプルパンプルパムポップン!」と唱えることで、魔法の力を使う。変身して街に出かけてみたところ、新人ポップアイドルを探していたタレント事務所の社長に見出されてしまった。クリィミーマミという芸名を得て(彼女の両親が経営するクレープ屋さんが「Creamy Crepes」だったから)、優はスターへと…… でも彼女はその秘密を守っていけるのだろうか?

レビュー

私を知っている人なら誰でも、私が少女アニメ、特に魔法少女モノ大好きであることを知っているでしょう(というのも多分最初に出会ったアニメがセーラームーンだったから)。私はこれまでいくつもの魔法少女アニメを見てきた。そのうちいくつかは(ウェディングピーチのように)どうしようもなかったし、またあるいくつかは(満月を探してのように)とてもすばらしいものだった。しかし私はこれまで、現在の魔法少女アニメの基礎となっている80年代スタジオピエロの魔法少女アニメをひとつも見たことがありませんでした。だからデジタルリマスター版のTV版クリィミーマミを見つけたとき、私はぜひとも見なければならないと思いました。そして私は見たのでした。
クリィミーマミは初めての魔法少女アニメではない(その栄誉は魔法使いサリーに与えられ、サリーはまた初めての少女アニメでもある)けれど、クリィミーマミは一昔前の魔法少女アニメ的道具立てにあふれている。セーラームーンとは異なり、魔法の力で悪の敵と戦うヒロインがいるわけではないし、魔法少女がたくさん出てくるわけでもない(これらの構成は間違いなくセーラームーンがその源流です)。その代わりクリィミーマミはヒロインが困難を乗り越えるために魔法を使い、だいたいは変身すると歌手や女優やモデルになり、そして魔法の力は一年間で失われてしまう。現在こういうプロットはパロディのようになってしまっているけれど、私はこの番組を十分楽しむことができました。
クリィミーマミは一昔前の魔法少女アニメなので、二匹のマスコットが登場する。彼らはPiguとMoguといい(訳者注:何だよピグとモグって。ポジとネガじゃないのかよヽ(`Д´)ノ )、小さなぬいぐるみのような姿をしています。満月を探してを見たことがある人ならば、タクトとめろこのようだと言えば分かると思います。魔法を間違ったことに使わないようにとか、秘密を他人に知られないようにとか、彼らはちょっとしたアドバイスをします。よくある少女アニメのように、優は活発だがとても傷つきやすく、またよくある少女アニメように、優ではなくマミに恋するボーイフレンドがいます。
アニメとしては…… 80年代前半に製作されたアニメなので、キャラクターデザインはちょっと時代遅れで、特にマミの、えーっと、アレ、80年代アイドル的な髪型とか。古いアニメなので発色も多少褪せているけれど、幸運なことにトイレの中でかき混ぜたような色にはなっていませんでした(もっと最近のスタジオピエロアニメであるNarutoとは違って)。私はかつて、スタジオピエロが製作するアニメには三段階のレベルがあると書いたことがある。良いアニメ、悪いアニメ、クソアニメという三段階です。80年代あたりに製作されたものとして考えれば、クリィミーマミの作画はけっこう良い部類だと思います。音楽もちょっと時代を感じさせる感じで、特にオープニングタイトルは典型的な80年代J-Popアイドルソングです。
ともあれ、doinkiesはクリィミーマミが気に入っています。最高レベルのアニメというわけではないし、今となってはパロディのように見えてしまうかもしれないのだけれど、ウェディングピーチに比べればはるかにまし……
80年代の魔法少女アニメがどんなものだったのかを知るには、良い実例です。魔法少女アニメに詳しくなければ星ひとつを足してもいいし、魔法少女アニメや古いアニメが嫌いならば星ひとつを引くことになるでしょう。

Jennifer B(元doink-chan)

推奨する視聴者:このアニメは女児向けであり、第1話で優が宇宙船に引き上げられるときにおパンツがちょっとだけ見えるシーンがあるのを別にすれば、全年齢の子供に見せても大丈夫です。